感想

シネマ手帖・洋画

映画『スワンソング』ネタバレ感想 初老諸姉よ!白鳥の歌の衝撃に備えよ!

老人ホームに住む、身寄りのない老人のお話です。もし“スワンソング”の意味をご存じなら、「老人なの? だったら、そのご老人は……」とラストが想像できるかもしれません。そして、「お年寄りのお話なのに衝撃的なの?」と訝しく思われるかもしれません。...
シネマ手帖・洋画

映画『プラダを着た悪魔』ネタバレ感想 きらびやかなファッション誌の裏側にあるスポ根物語である!

舞台は有名ファッション誌の編集部であり、そこで繰り広げられる、まるでスポ根物語のような映画です。ファッション界という、きらびやかで華やかな世界に憧れる人は多いですよね?ファッション誌の誌面作りに携わりたいと思う人も多いはずです。しかし、この...
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映画『シザーハンズ』ネタバレ感想 “ティム・バートンの世界”という名のスノードーム

この映画は、大きなハサミの手を持つ青年のお話です。青年は手だけではなく、青年自身、すべてが人の手によって作られた人造人間です。手だけが武器のようなハサミなのは、マッド・サイエンティストが世界征服をたくらんで青年を作ったから。という訳ではなく...
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シネマ手帖・洋画

映画『ガンパウダー・ミルクシェイク』ネタバレ感想 オシャレでキュートでダークな仕事人たちのファンタジー

仕事人とは、某小説が基になったテレビドラマの主人公たちで、お金をもらってではありますが、世の中の弱い立場の人々の恨みを晴らしてくれます。つまり、悪い奴らを、陰であの世へお送りしてくれるのですね。となると、仕事人とは元々ダークな存在なのですが...
シネマ手帖・洋画

映画『ミセス・ハリス、パリへ行く』ネタバレ感想 透明人間はクリスチャン ディオールの夢を見るか?

1957年、ロンドンの家政婦さんが、爪に火をともす思いで貯めたお金で、意気揚々とディオールのドレスを買いに行くお話です。と聞くと、心配になりません?そんな時代に、「貧乏人(失礼!)が高級店で買い物なんて、門前払いを受けるのでは?」って。今だ...
シネマ手帖・洋画

映画『ローズメイカー 奇跡のバラ』ネタバレ感想 本棚の隅にずっとある昔好きだった本

バラ作りの才能があり、バラに生涯を捧げる女性のお話です。と書くと、どんな素敵な女性かと思いますが、他人所有のバラを無断で拝借して、バラと法律なら「バラを選んで罪悪感なし!」という、ちょっと難ありな女性です。この難あり女性・エヴは経営の才もな...
シネマ手帖・洋画

映画『レッド・ドラゴン』ネタバレ感想 映画は小説を超えることができるのか?

ジョディ・フォスター主演の『羊たちの沈黙』、これの前作にあたる映画です。小説としては前作になるのですが、映画は『羊たちの沈黙』より後に作られました。今回、この『レッド・ドラゴン』を見ていて、ずっと思っていたのです。小説を超える映画ってありえ...
シネマ手帖・邦画

映画『ミッドナイトスワン』ネタバレ感想 お一人様は強くあれ!という映画

メンタルが弱っているときに見ると、かなりダメージをくらう映画です。主人公はトランスジェンダーの男性ですが、彼女の苦しみはお一人様すべての苦しみです。とは言い過ぎかもしれませんが、少なくとも私は、彼女と同じように泣いたことがあるなぁ。というわ...
シネマ手帖・邦画

劇場版『きのう何食べた?』ネタバレ感想 透明なボールの中でもがいている優しい世界

男性同士の優しい優しい恋愛映画です。人気の漫画が原作ですが、漫画を読んでいない私でも独立した映画として楽しめました。元・漫画好き女子だった私としては、原作は「こうなんだろうな~」と想像しながら見るのも楽しかったです。というわけで、劇場版『き...
シネマ手帖・洋画

映画『ロンドン、人生はじめます』ネタバレ感想 いくつになっても人生は始まりの連続

まさかまさかの、ダイアン・キートンが身近に感じられる映画です。お洒落で、女としても人としても別格という風情の彼女ですが、この映画での役柄には、なんとも親近感を覚えてしまうのです。というわけで、映画『ロンドン、人生はじめます』の感想を語ってみ...
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