シネマ手帖・洋画

映画『イル・ポスティーノ』ネタバレ感想 ベアトリーチェの怒りはどこへ向かうのか

美しい風景と素朴な人たちが描かれた映画、『イル・ポスティーノ』を見終わった直後に残った疑問はこれでした。「ベアトリーチェの怒りはどこへ向けられたのだろう?」いや、そもそも、ベアトリーチェが怒っていたのかどうかも分からないのですが、再会したパ...
シネマ手帖・洋画

映画『ブギーナイツ』ネタバレ感想 異色な世界を背景にした青春群像(異論は認める)

この映画は、ポルノ映画界に携わる人々を描いた青春群像劇である、と言ったら、「青春だぁ~?」と半ギレで言われる方がいるかもしれません。確かに、“青春”と言える年代なのは主人公のエディだけですが、背景にはポルノ映画界の黄金期があり、業界の青春時...
シネマ手帖・邦画

映画『嫌われ松子の一生』ネタバレ感想 松子の一生とはなんだったのか?

教師だった松子という女性の、転落人生を描いた映画です。転落人生を描いているのに、花や歌や、アニメーションをふんだんに散りばめた、キラキラでサイケな映像です。おまけに笑える映画です。笑えるのはキラキラ・サイケな映像のせい?いえいえ、それだけで...
スポンサーリンク
シネマ手帖・洋画

映画『僕らの世界が交わるまで』ネタバレ感想 似た者親子の世界は本当に交わったのか?

とっても似た者同士なのに、まったく分かり合えない母と息子。よくある話ですし、世間では、分かり合えないまま家族を続けていくことも、またよくある話です。しかし、この映画の題名は『僕らの世界が交わるまで』です。自分のことしか頭にない男子高校生のジ...
シネマ手帖・洋画

映画『パレードへようこそ』ネタバレ感想 敵の敵は味方!と考えたマークは正しかったのか?

サッチャー政権下であった実話を元にした映画です。ゲイの活動家であるマークが「敵の敵は味方!」と考え、手を差し伸べた相手は炭鉱夫だったのですが、これって正しい考え方ですか?結論から言うと正しい考え方でした。敵の敵は味方となりました。しかし強烈...
シネマ手帖・洋画

映画『ステージ・マザー』ネタバレ感想 “再生”がテーマの優しいおとぎ話的映画

よくあるテーマと言われればその通りなのですが、優しい気持ちになりたい時には良き映画です。主人公は、ドラァグクイーンの息子を持つ母です。「ということは、ステージに立つドラァグクイーンの息子を搾取する、マネジャー的母親なのかしら?」と思われまし...
シネマ手帖・洋画

映画『ナチュラルウーマン』ネタバレ感想 1人の女が失った恋人を悼んで泣くまでの物語

トランスジェンダーのマリーナが、恋人のオルランドを失くした後、涙を流すまでのお話です。「いや、それだけ?」と思われるかもしれませんが、一言で言うなら、そういう映画なのですよ。ただね、この結論にたどり着くまでには、けっこうハラハラ・ドキドキし...
シネマ手帖・洋画

映画『冬の旅』ネタバレ感想 汚れちまった“自由”ってやつに今日もワインの降り注ぐ

永遠のテーマ、「自由とはなんぞ」という映画です。です、とか勝手に言い切っておりますが、この映画を見て、私はそんなことを考えてしまったわけです。「自由に生きた~い!」とは誰しもが考えます。しかし、簡単にそうできないのが自由の重みってもんですよ...
シネマ手帖・洋画

映画『スーパーノヴァ 』ネタバレ感想 答えはないが愛はある。愛は答えにならないけどさ

美しい景色を見せてくれるわりには、頭の中がごちゃごちゃになる映画です。ある年配のカップルが認知症に直面するお話なので、初老のワタクシといたしましては、かなり刺さるわけです。というわけで、映画『スーパーノヴァ』の感想を語ってみたいと思います。...
シネマ手帖・アジア

映画『青いパパイヤの香り』ネタバレ感想 ねっとり爽やかなガール・ミーツ・ボーイ映画

いや、ねっとり爽やかって、どっちやねんって感じですが。しかし、それがワタクシの感想でございますので悪しからず。会話は少なく、主人公の少女・ムイの視線が届く範囲で、すべてが進行していきます。これを「つまらない」と思うか、「いいんじゃない?」と...
スポンサーリンク